作成年度 | 2006年度 |
---|---|
論文名 | 厚岸漁港周辺地区における津波防災対策について-想定津波による被害シナリオからみた防災のあり方- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成18年度(安-7) |
発表会 | 平成18年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成18年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 2007/02/21 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
浅井俊輔 | |
本間薫 | |
高原裕一 |
抄録 |
---|
2004年12月26日に発生したスマトラ沖地震津波による甚大な被害は記憶に新しく、津波常襲地帯であり過去の津波による被害が記録されている北海道東部太平洋岸においては、津波防災対策について関心が高まっている。また、「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法(平成16年4月2日制定)」に基づく「推進地域」に指定されており、各種計画の作成・推進が求められている。一方、漁港は水産物の安定供給基盤としての役割を担い、その背後の漁村とともに漁業地域を形成している。しかし、漁港漁村の多くが背後に山が迫る狭隘な土地に位置し、離島・半島などの条件不利地域に立地している。このため、地震・津波災害に対して非常に脆弱であり、発災時には約38%が完全孤立するとの試算もあり、漁業地域における津波防災対策は喫緊の課題であると言える。これらのことから、本報告においては、北海道道東太平洋岸の厚岸漁港を対象に、津波シミュレーション結果に基づく人的対策、特に陸域の避難と海域の漁船避難の検討を実施し、若干の知見が得られたので報告するものである。 |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |