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 大規模地震における盛土の被災事例と耐震補強盛土の有効性-北海道東方沖地震によって被災した国道を対象としたケーススタディ-

作成年度 2006年度
論文名 大規模地震における盛土の被災事例と耐震補強盛土の有効性-北海道東方沖地震によって被災した国道を対象としたケーススタディ-
論文名(和訳)
論文副題 平成18年度(安-20)
発表会 平成18年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成18年度技術研究発表会
発表年月日 2007/02/21
所属研究室/機関名 著者名(英名)
橋本聖
西本聡
林宏親
抄録
北海道内では近年の大規模地震の多発によって国道盛土が崩壊し、社会生活に大きな影響を与えた。盛土はその性質上、多少の被害があっても復旧が容易なことから、地震時の検討を行わないことが一般的であるが、平成5年に発生した釧路沖地震では、崩壊した盛土の復旧に44日間を要した区間があったため、経済的な損失は甚大であった。このように必ずしも短期間で復旧しない場合も多いことから、今後、既設盛土の耐震補強が必要になると考えられる。本稿は過去10数年、道東地域で発生した大規模地震(1993年釧路沖地震、北海道東方沖地震、2003年十勝沖地震)で被災した道路盛土の事後検証より、盛土の被災パターンおよびランク等を整理した。また、整理結果を元に、北海道東方沖地震によって被災ランクAの被災パターンⅡ型で崩壊した国道を対象としたケーススタディを行い、既設盛土の事前耐震補強を行った場合の対策費と、実際に要した震災復旧対策費に全面通行止めで生じた迂回損失費を考慮したトータルコストを比較し、耐震補強盛土の有効性を示した。
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