国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 斜面監視手法への適用に向けた微小電位観測について

作成年度 2006年度
論文名 斜面監視手法への適用に向けた微小電位観測について
論文名(和訳)
論文副題 平成18年度(安-24)
発表会 平成18年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成18年度技術研究発表会
発表年月日 2007/02/21
所属研究室/機関名 著者名(英名)
伊藤憲章
伊東佳彦
坂本多朗
抄録
北海道では平成8年の豊浜トンネル崩落以降も、平成9年の第2白糸トンネル、平成13年の北見北陽、平成16年のえりも斜面など大規模岩盤崩落が発生しており、貴重な人命・国民の財産が失われています。このため開発局では斜面評価や監視、あるいは早期発見などの各種対策・研究が鋭意進められてきました。しかし、岩盤崩壊は地すべりと異なり、一般にわずかな予兆で急激に発生するため、依然その評価、対策は万全とは言えない状況にあります。近年、その斜面監視への重要性が高まるにつれ、様々な分野で斜面観測技術への適用を目指した新しい技術の開発が進められています。微小電位観測は、地震予知の分野で研究が進められている地電位を応用した手法であり、岩盤の破壊過程で発生する微小な電位変化を地盤内に設置した電極を用い連続的に測定することで、斜面の現象を捉えようとする斜面監視技術であります。本発表は、微小電位観測の概要および実験例について紹介するものであります。
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