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 留萌地方の海岸部における沿道樹林帯形成に向けた調査検討

作成年度 2006年度
論文名 留萌地方の海岸部における沿道樹林帯形成に向けた調査検討
論文名(和訳)
論文副題 平成18年度(環-6)
発表会 平成18年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成18年度技術研究発表会
発表年月日 2007/02/21
所属研究室/機関名 著者名(英名)
宮本修司
鈴木正行
遠藤 学
抄録
留萌と天塩を結ぶ一般国道232号の沿線は、大部分が日本海沿岸を通っており、その海岸沿いはほとんどが草地となっている。しかし、現在では草地となっている箇所の多くは、明治頃のニシン漁の最盛期よりも以前には、海岸線まで樹木に覆われていた。その後、多くの入植者が留萌地方で漁を行い、燃料の確保や資材調達のため森林を伐採し、さらに明治後期には度重なる山火事が発生し、海岸林が消滅した。そして消失した海岸林は、厳しい気象条件のため復元せず、現在まで草地として残っている。海岸林の減少は、ニシン消滅の一因ともいわれ、道路においては、周囲に樹林がないため吹きさらしの状態となっており、冬期においては強風による視程障害が頻発している。この様な背景から、留萌開発建設部では一般国道232号において、入植以前の緑あふれる環境・景観の再生と、冬期の風雪対策に効果のある沿道樹林帯(道路環境林)の形成を目指さし、平成14年度より調査検討を実施している。
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