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 環境との調和に配慮した排水路の設計及び施工事例

作成年度 2006年度
論文名 環境との調和に配慮した排水路の設計及び施工事例
論文名(和訳)
論文副題 平成18年度(環-26)
発表会 平成18年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成18年度技術研究発表会
発表年月日 2007/02/21
所属研究室/機関名 著者名(英名)
嶋導宏
本保利征
河野博幸
抄録
国営総合農地防災事業「湧別地区」は、北海道網走支庁管内の紋別郡湧別町に拓けた805haの農業地帯であり、酪農を基幹とした経営が展開されている。地域が目指す農業振興方策は、粗飼料基盤の整備改良等による粗飼料自給率の向上と生産コストの低減を図り、効率的かつ安定的な酪農経営を確立することとしている。しかし、泥炭土に起因する。不等沈下により農業用排水路及び農用地の機能が低下し、農用地は、常時過湿の状態にあるとともに、降雨時及び融雪時には、農作物の湛水被害が生じており生産性が低い状況である。このため、農業用排水施設の改修による農地防災と併せ暗渠排水、整地等による農地保全を行い農業生産の維持及び農業経営の安定化を図ることを目的としている。本地区の排水路下流域には、サロマ湖・オホーツク海があり、貴重な自然環境及び水産資源が存在している。このため、地区内の第3号排水路では、種々の環境に配慮した工法を実施している。本報文では、第3号排水路(伊藤沢川)の環境に配慮した施設設計について報告し、併せて今年度より実施する環境モニタリング調査についての取り組みを紹介する。
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