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 希少猛禽類とダム建設事業の共生について-ラジオテレメトリー調査の活用-

作成年度 2006年度
論文名 希少猛禽類とダム建設事業の共生について-ラジオテレメトリー調査の活用-
論文名(和訳)
論文副題 平成18年度(環-34)
発表会 平成18年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成18年度技術研究発表会
発表年月日 2007/02/21
所属研究室/機関名 著者名(英名)
永木剛史
岡本政行
亀井尚
抄録
留萌ダムは、留萌川水系留萌川支川チバベリ川に建設される洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道用水の確保を目的とした多目的ダムで、堤高41.2m、堤頂長440m、総貯水容量23,300千m3のロックフィルダムである。留萌ダムは平成18年度現在、本体工事、付替道路工事及び補償林道工事を実施しており、平成21年度の完成を予定している。平成12年度以降、留萌ダム事業区域内では、希少猛禽類の繁殖が毎年確認されている。そこで、留萌ダム建設事業所では、「希少猛禽類とダム建設事業の共生」を目標に掲げ、猛禽類専門家の協力を得てモニタリング調査を行い、慎重に工事を実施している。中でもクマタカは、森林性の猛禽類で警戒心が高いことから生態が十分解明されておらず、保全対策が確立されていない状況にある。また、クマタカは、巣立ち後も親鳥が幼鳥の給餌を行う「巣外育雛期」を必要とすることから、営巣地周辺では長期にわたり慎重な対応が求められる。本稿では、留萌ダム事業区域内で平成15年、17年に繁殖したクマタカ幼鳥のラジオテレメトリー法による行動圏調査により、新たに得られたクマタカ幼鳥の分散に関する知見と、留萌ダム建設業所がクマタカの「巣外育雛期」に実施した共生に向けた取り組みについて報告する。
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