作成年度 | 2006年度 |
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論文名 | 河川堤防浸透実験について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成18年度(技-23) |
発表会 | 平成18年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成18年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 2007/02/21 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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田中陽三 | |
西藤浩二 | |
石郷岡淳 |
抄録 |
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我が国ではこれまで人々の安心・安全の暮らしを支えるために数多くの河川整備事業が行われてきた。なかでも石狩川下流域は我が国有数の軟弱地盤帯であり、河川整備事業の際に幾多の困難を乗り越えてきた地域である。ここで、石狩川下流域に見られる軟弱地盤は北海道特有の泥炭あるいは泥炭を含む粘性土で主に構成されており、古い堤体の一部にはこの掘削土が用いられている。そのため石狩川下流域の堤体は複雑な土質構成を持つものが多い。一方、これまで実物大の堤防を用いた浸透実験がいくつか行われているが、それらは堤体が均質の材料で構成されているため、石狩川下流域に見られるような複雑な土質構成を持った堤防の浸透挙動を把握した事例はほとんどないと言える。本論文では、幾春別川新水路事業により撤去される実堤防を利用した浸透実験の結果について紹介するとともに、この実験によって明らかとなった泥炭性の軟弱地盤上に構築された堤防の浸透特性について考察するものである。 |
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