作成年度 | 2006年度 |
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論文名 | 急崖岩盤斜面における緑化被覆工について-豊平峡ダム岩盤斜面における緑化被覆工の計画と設計- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成18年度(技-24) |
発表会 | 平成18年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成18年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 2007/02/21 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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喜澤一史 | |
菊地敏秋 | |
市原哲也 |
抄録 |
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支笏洞爺国立公園特別地域内に位置する豊平峡ダムは、急崖岩盤が露出する険しい地形と、その中のわずかな適地に自生する植物が織り成す雄大な景観が特徴である。豊平峡ダムは建設後30年以上が経過したことからダムの長寿命化を図るため、岩塊崩落による堤体損傷を防止する斜面対策など、重要性の高い施設等の改良を行っている。本論の対象箇所ダム上流右岸斜面でも、ダム建設時に設置した岩盤風化抑制用の吹付モルタル被覆工が劣化により多数の亀裂や剥離が生じていたことから改良することとした。その設計に際して、斜面の安定性を長期的に確保することを基本とし、加えて隣接する急峻な岩盤斜面の優れた景観とダム周辺の豊かな自然環境との融和を図るため、緑化による被覆を可能な限り導入することとした。これまでの岩盤斜面の緑化方法は、植生基材となる客土と植物の種子を混入した「吹付型」・「構造物型」・「マット型」などによる面的な緑化が行なわれてきたが、ここでは従来工法にとらわれることなく、周辺の急崖岩盤斜面に自生する植生の生育環境をよく観察し、その状況の再現に努めることで、植生の力強い生命力に期待した安定した緑化を目指した。 |
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