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 石狩川流域振興構想調査について-石狩・茨戸地区におけるモデルツアー-

作成年度 2006年度
論文名 石狩川流域振興構想調査について-石狩・茨戸地区におけるモデルツアー-
論文名(和訳)
論文副題 平成18年度(協-8)
発表会 平成18年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成18年度技術研究発表会
発表年月日 2007/02/21
所属研究室/機関名 著者名(英名)
鳥谷部寿人
桑原誠
抄録
石狩川は、国内第3位の流路延長と第2位の流域面積を持つ大河であり、現在流域内46市町村には、北海道の総人口の54%半数を超える約309万人が生活している。また、平成13年に「石狩川」は次世代に引き継ぎたい宝物として北海道遺産に選定されており、石狩川の価値をもう一度見直そうという機運が高まりつつある。しかし、これまでに石狩川そのものを活かした観光は、脚光を浴びることは少なかった。一方で、国内においては地域の担い手として団塊の世代を呼び込もうとする動きが盛んに行われており、また「ビジットジャパン」に示される「観光立国行動計画」において、国内外からの交流人口を拡大するため、観光振興を核とする地域づくりが重要と明記されているところである。観光ニーズが多様化する時代において、石狩川流域の特性を再発見・再評価し、新しい石狩川の姿を創造していくべきと考える。「石狩川流域振興構想」とはこうした背景のもと、石狩川の河川空間を活用するとともに、流域に存在する多様な観光資源・地域資源(文化・歴史・人材など)を活かし、新しい時代に対応した新しいツーリズム・スタイルを目指すものである。この構想の実現に向け、平成15年度から流域の資源調査に着手し、平成16年度には石狩川流域振興構想のための基本戦略を策定した。さらに、平成17年度にはこの基本戦略のひとつの柱である「石狩川らしさのポイントさがし」を目的に「石狩・茨戸地区の魅力再発見の旅」として、調査船「弁天丸」を使用した関係者によるモニターツアーを実施した。今年度は石狩・茨戸地区を対象に、一般観光客を対象としたツアーを地域関係者とともに企画し、その成果の検証を通じて、石狩川流域振興の新たな可能性を模索することとした。この構想は、北海道開発局が進める「地域協働プロジェクト」の四つのテーマの中の一つである「北海道観光の魅力UP」の中で「石狩川リバーミュージアム構想」(2006夏バージョン)として登録されており、地域自らが主体となり、今後の流域における観光振興を促進するための協力体制づくりとして進められている。本報は、モデルツアーを通じて地域連携のあり方や観光開発の可能性を検証するものである。
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