北海道の各地では、地域の人々の創意工夫による地域の自立を目指した様々な活動が行われている。このため北海道開発局は、今後行う社会資本整備や既存ストックの活用などにあたり、地域の方々との協働により、これまでの知恵・経験・技術を活かし、活気に満ちた住みやすい北海道らしい地域社会の形成を図るため、平成16年度から「地域に密着し、地域の方々と協働して顔の見える開発行政を目指したい」という意味をこめた「地域協働プロジェクト」を実施している。「地域協働プロジェクト2005」冬バージョンでは以下の4つのテーマを実施している。【テーマ1 】国民に健康な食を提供-信頼できる北の大地から【テーマ2 】北海道観光の魅力UP【テーマ3 】公共施設の多様な利用【テーマ4 】地域との協働による危機管理体制づくりさらに、「地域協働プロジェクト2006」夏バージョンでは【テーマ5】次世代に引き継ぐ環境の保全の5つのテーマを掲げて、地域の方々との協働によるプロジェクトを展開している。本報文では「地域協働プロジェクト」の【テーマ1】にある「国民に健康な食を提供-信頼できる北の大地から」として、国営かんがい排水事業空知中央地区の「地域用水対策協議会」が実施している、地域と協働したハーブ植栽にかかる取り組みについて紹介する。 |