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 荒廢草地の更新に関する研究 第1報 天北地域の荒廃草地について

作成年度 1963年度
論文名 荒廢草地の更新に関する研究 第1報 天北地域の荒廃草地について
論文名(和訳)
論文副題 昭和37年度(42)
発表会 昭和37年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和37年度技術研究発表会
発表年月日 1963/08/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
佐藤拓次郎
松野正
藤井義昭
中井恒夫
抄録
一般農家の採草地のうちには管理不十分のため雑草の混入が漸次多くなり、収量的にも栄養的に劣った草地になり、ほとんどじょく草または堆肥源に供される荒廃地が少なくない。これはとりもなおさず、草には肥料をやらなくてもとれるのだという考えと、栄養面をあまりに考慮に入れず乾草収量を挙げるため、養分が大部分失なわれ、粗繊維分の多くなる過熟期に収穫するためである。牧草は他の一般作物に比べて地表面を占める被度ならびに密度の点でははるかに多いため単位面積から奪取する要素量も多いわけであるから、無肥料で刈放しではたちまちにして養分の枯かつをきたし、生産量が漸減するのは当然のことである。また牧草は刈取回数の増加により、分けつ再生力が旺盛になり、雑草にも決して圧倒されないものであるが、年1~2回の刈取では、やはり雑草の繁殖力に負けやすい。従って放牧草地ではごく短草の内に放牧することにより、より良好な草地ができ、また芝生も始終刈取を行なうことにより密度の高い、雑草の混入の少ない良好な芝生ができ上がる。しかし現実には前述のとおり、管理不十分のため荒廃草地化した草地が少なくないが、これをいかに手を入れたら良好な草地に回復できるだろうか。勿論耕起反耘して完全に更新すればよいが、それまでしなくても石灰散布や追肥などによって回復できないかどうかを検討するため、先の草地造成試験と同一の試験地において昭和36年度より試験を開始したので、その結果について報告する。
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