国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 アスファルト安定処理について

作成年度 1963年度
論文名 アスファルト安定処理について
論文名(和訳)
論文副題 昭和37年度(23)
発表会 昭和37年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和37年度技術研究発表会
発表年月日 1963/08/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
加来照俊
抄録
この報告は、1級国道12号線江別市豊幌地内において実施したアスファルト安定処理および密粒度アスファルトコンクリートについて室内実験および現場施工の結果につき概略を述べ、更に延長200mにわたって試みた乳剤安定処理について中間報告するものである。この工区は全延長約5400mで全線軟弱泥炭地盤上に道路築造がおこなわれるもので、昭和33年度より改良工事を段階工法として実施し、昭和36年度に全延長のうち約3700mの路盤工を完了して、同年に交通開放をおこなっている所である。この間盛土の沈下量は、大略1.5m程度に達しているが、昭和37年度の春には、この沈下の割合が年間1~3cm程度になり、この位ならば鋪装をおこなっても差支えないであろうとの判断で昭和37年度に舗装をおこなったものである。ここで舗装の形式であるが、この工区のように沈下する地盤ではできる限り靭性のある舗装が必要である。また一度に表層まで施工せずに、軟弱地盤の舗装への影響を調べるために、一度に表層まで施工せずに基礎或いは中間基礎まで施工するいわゆる段階工法を採用するのが妥当のように考えられる。このことから昭和37年度に上述の舗装、すなわち基礎として安定処理工法、中間基礎として密粒度アスファルトコンクリートを施工することに決めたものである。表層の計画は、今年度細粒式アスファルトコンクリート3cmを施工する予定である。この細粒式アスファルトコンクリート表層は次のことがらを考えたものである。(1)豊幌地区の前後の区間は完全に舗装されており、通過交通がほとんどで、冬期間でもスノータイヤ普及増大により摩耗の程度が少ない。(2)通過交通が多いため、自動車速度が大きく、従って少しでもスリップし難い表層であること。(3)昭和34年度に施工した江別橋~江別大橋間の舗装表層が細粒式アスファルトコンクリートであるが、この傷みの程度よりみて十分であろう。(4)その他維持の問題。以上により現在の標準型である表層アスファルトモルタルの代りに細粒式アスファルトコンクリートのような或る程度硬い表層性でも十分であろうと判断されたので、試験的に細粒式アスファルトコンクリート表層としたものである。このことは豊幌に限らず、舗装表層の型がこのようなものに変っていくべきでないかとおもわれる。
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