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 標津橋の実験について

作成年度 1964年度
論文名 標津橋の実験について
論文名(和訳)
論文副題 昭和38年度(3)
発表会 昭和38年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和38年度技術研究発表会
発表年月日 1964/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
西堀忠信
畠山淳史
抄録
標津町は北海道最東端のオホーツク海に沿って南北に走る2級国道網走斜里根室線の標津町地内標津川に架けられた道路橋で、橋長128.4m、巾員6mの一等橋である。本橋の側径間は32.4mおよび27.6mの活荷重合成桁、主径間は66.08mのタィドアーチよりなっている。本橋の特徴は主径間のアーチにフィレンデール構が採用されていることである。この型式は格間数をnとすると3n+1次の内的不静定構造であるが上下弦材の換算長を等しくすることにより、n+1次に減少させることができる。この場合上下弦材の応力にいちじるしい不均じる。本橋ではタイにプレストレスを導入することにより、この不均衡を是正し、電子計算機を利用することにより、合理的、経済的に設計されている。しかしきわめてまれな型式で、北欧の2、3の国にみられるだけでわが国においては、はじめてのものである。そのため参考にするべき資料が皆無に近く、また多次不静定構造であるため、応力分布の状態が複雑である。本報文は本橋の架設に際して、理論計算と実橋との関係およびプレストレスの効果について調べるために行なった実験に関する報告である。
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