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 長沼地区における機械排水計画について

作成年度 1964年度
論文名 長沼地区における機械排水計画について
論文名(和訳)
論文副題 昭和38年度(39)
発表会 昭和38年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和38年度技術研究発表会
発表年月日 1964/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
立川久男
岡本孝
長谷川茂
抄録
千歳川は源を支笏湖周辺の山岳部に発し、渓流を集水してカルデラ湖を経た湖水は支笏湖下流域の雨水を集めながら山間の狭さく部を急流となって流下し、千歳市をとおり石狩平野に入る。ここより流れは急に緩慢となり、数本の中小河川をあわせながら、沿岸の耕地あるいは未開発地を通り、江別市において、石狩川に合流している。流域には千歳、恵庭、長沼、広島、南幌、江別の6箇所市町村をようし、流域面積、1,161km2流路抵長、73.8km平地部における平均河床勾配は1/7,300である。沿岸はちゅう積土による肥沃な耕地が多く、石狩川流域における屈指の穀倉地帯であるが、直轄改修区域のほとんどは宿命的ともいえる低地帯である。すなわち、石狩川合流点付近の地盤高6.00m(T.P)前後に対し改修区域終点42粁の直ぐ下流36粁付近まで、6.00m台のコンターがおよんでいるのである。このことは、内陸の排水路勾配が緩いため降雨から流出するまでのいわゆる到達時間に長時間を要することになる。加うるに千歳川と石狩川の流出時差の悪条件が重なってくるために、内水の初期流出がわずかに終ったころ早々に逆水門を閉じることになり千歳川の洪水に続き石狩川の水位上昇による影響から外水の継続時間が3日以上にもおよび閉扉時間の長いことからして、当然機械排水の必要性が叫ばれるのである。
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