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 泥炭地用ドラグラインバケット(低接地圧日立0.3)試作報告

作成年度 1964年度
論文名 泥炭地用ドラグラインバケット(低接地圧日立0.3)試作報告
論文名(和訳)
論文副題 昭和38年度(62)
発表会 昭和38年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和38年度技術研究発表会
発表年月日 1964/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
作家繁八
抄録
泥炭地において、ドラグラインが使用不能な状態になるということは従来あまりみられない現象であったが、報告書No.1(建械39年4月号)にみられるようにサロベツ原野は高度に強靭な繊維が豊富に錯綜しており、さらに水位が高いため、その針金状の繊維が深く繁殖している。第4回試作品を製作するにあたって、バケット改造対策委員会が得た体験をもととして次の点に検討を加えた。A)爪がささり切らないためバケットが転倒するので爪の根元まで入れる必要がある。B)爪の根元まで入れるということは、バケットそのものが爪でなければならない。C)引揚げる時バケットの後部が空いているので前のめりになり、ある程度の泥炭がこぼれ落ちるので後部まで必ず泥炭を喰込ませる必要がある。D)真土と相異してスポンジ状であるので、どうしてもバケットの転り率が多くそのため重量を重く取って安定度をよくする必要がある。E)上記は泥炭土比重1と考えて0.3~0.4m3のバケットを想定しても十分満足できる重さが得られる。F)切るという考え方より「ちぎる」考え方が良いので引張り抵抗が強くなり、それには爪の先端より引く位置の距離を多く取ることが必要である。
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