国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 馬追水門工事について

作成年度 1965年度
論文名 馬追水門工事について
論文名(和訳)
論文副題 昭和39年度(53)
発表会 昭和39年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和39年度技術研究発表会
発表年月日 1965/12/20
所属研究室/機関名 著者名(英名)
倉田俊司
山内道也
長谷川茂
抄録
馬追水門は千才川の右支川旧夕張川に流入する馬追運河の内水排除と逆水防止を目的として設置されたものである。馬追運河は水源を馬追山系に発し、長沼町の概ね中央部を東西に走る、流路延長8.2粁、流域面積45.8方粁の人工幹線排水路である。沿岸は沖積土に依る肥沃な耕地で占められ千才川流域における有数の米作地帯である。しかしながら、この附近は千才川沿岸特有の低地帯をかかえ、かつ排水路勾配が緩慢なため、最大流出量の到達時間が長時間を要し、さらに千才川と石狩川の流出時差の悪条件が重なってくるために、内水の初期流出が漸く終った頃、早々に逆水門を閉じる事になり、千才川の洪水に引続き石狩川の逆水位上昇に依る影響から、外水の継続時間が3日以上にもおよび、閉扉時間が長いことなどから見て、内水排除の計画に際してはこの様な特性を十分考慮しなければならない。
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