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 泥炭地における盛土について~1級国道40号線豊富町地内第33上区道路改良工事における調査および施工について~

作成年度 1965年度
論文名 泥炭地における盛土について~1級国道40号線豊富町地内第33上区道路改良工事における調査および施工について~
論文名(和訳)
論文副題 昭和39年度(19)
発表会 昭和39年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和39年度技術研究発表会
発表年月日 1965/12/20
所属研究室/機関名 著者名(英名)
溝江正好
石橋明
抄録
この工事箇所は天塩郡豊富町字開源で、現道は兜沼市街を通過して稚内市に向かっているが、改良計画により約7Kmにわたり全面的に路線を変更する箇所であり、軟弱泥炭地を通過する延長は中間に佐呂別橋(橋長45m)を含む1.500mである。この間は、サロベツ川を中にはさむ、サロベツ原野形成の首の部分にあたるところであり、サロべツ原野の泥炭層の厚さは平均1.23~4m内外にあり、泥炭の構成はその大部分がヨシ泥炭である。ボーリングの結果、路線中心線における泥炭層の深度は11mに達する箇所もあり、泥炭層以下は砂質シルト小砂礫等で比較的良好である。現道も佐呂別橋(現在橋)をはさみ、その前後は沈下がはげしく、現在までにも数回の嵩上げ盛土を施工したがいづれも沈下し、現在はかろうじて路面の高さを維持しているもので、毎年の降雨出水時にはサロベツ川の水位が上り路面は30~50cm位い冠水し時には交通杜絶となることもある。よって改良路線の計画高はサロベツ川水位によりその盛高を決定したもので、泥炭層上に盛土を施工するため種々調査、検討を加え工法を決定し、昭和38、39年度において佐呂別橋までの間340mについて盛土を実施したもので、以下これの工事記録を説明し、昭和40年度以降に施工する残延長1,200m間の箇所の工法の検討について述べるものである。
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