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 幌向川右岸西2号築堤工事報告(第2報)

作成年度 1966年度
論文名 幌向川右岸西2号築堤工事報告(第2報)
論文名(和訳)
論文副題 昭和40年度(61)
発表会 昭和40年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和40年度技術研究発表会
発表年月日 1966/12/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
小田代弘
田中昌之
富高魔政之
抄録
昭和38年度技術研究発表会論文集において、幌向川右岸西2号築堤工事報告として述べたものに引続き、その後の工事経過を報告するもので、特に軟弱地盤上の築堤については工事と調査についてその経過を明瞭にしておかなければならないし、本処については、昭和36、37年の連続大災害を受けた石狩川流域の緊急改修計画にもとづき、昭和40年夏季出水までに通水しようとするもので、急速なる築堤盛土の安定を必要としたために、石狩川流域の築堤工事中、盛土工事として難工事のものである。「泥炭地における盛土築堤の安定と沈下について」は要望課題として取り上げられ 種々検討されてきたのであるが、その主旨とするところは基礎の破壊に対する安定と、基礎の沈下現象におよぼす土の常数と、簡単に求められる土の性質との関連性を見出すことにあった。 したがって、盛土堤防によって急速に所定の盛土高を必要とする場合の施工法は検討外にされているきらいがあった。倹討の結論としては、基礎の破壊に対する安定の検討には単純円モーメント法による安定計算が通用出来そうであり、平均セン断強度Cに対して2以上の安全率であれは安定であると考えられ限界 強度は安全率をFとすればP=1/Fn・C で表わされ沈下量は、含水比と体積圧縮係数m νとの関係から、△H≒0、0002W・H・P として表わされるしかし、本地区においてはすべり面の形成が単純円と考えられない基盤の破壊現象を起しており、それと複合して沈下量を推定することが困難な地点においては、基礎をある程度強制破壊して基盤材料を自然置換する工法をとることが盛土安定上必要になったのである。
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