国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 火山灰の凍上性と凍結融解後のCBRについて

作成年度 1966年度
論文名 火山灰の凍上性と凍結融解後のCBRについて
論文名(和訳)
論文副題 昭和40年度(29)
発表会 昭和40年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和40年度技術研究発表会
発表年月日 1966/12/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
平尾晋
高橋毅
萩野治雄
抄録
現在、北海道では道路の凍上対策として置換工法が広く採用されているが、良質な置換材料が入手しにくい場合、地域によっては比較的入手しやすい火山灰も置換材料として広く使用されている。開発局の道路工事仕様書によれは、「火山灰(火山礫を含む)は粗粒で、風化の徴候がなく、排水性が良好で、74μフルイの通過量が20%以下であり.強熱減量が4%以下でなければならない。ただし、凍上試験を行ない、非凍上性と認められたものは使用することができる。」という使用基準があるが、これには主として凍上性の面からその品質が規定されており、強度に関する具体的な規定は含まれていない。勿論、火山灰は下層路盤材料として使用されるのであるが、最近の道路交通の増大と交通車輌の大型化重量化にともない、交通荷重は下層にも大きな影響をおよばしているものと考えられる。また、北海道のような寒冷地においては凍上による影響も考慮しなければならないが、実際上の凍害が凍上そのものよりもむしろ融解期の支持力の低下によって生ずるものが多いことなどから、下層路盤材料としての火山灰についても、その強度特性、特に凍結融解による強度の劣化について検討する必要があると思われる。本報告は、道内産の火山灰20種類について、4日水浸CBR試験と凍結融解を1~3回くり返した後のCBR試験を行ない、さらに、これらの火山灰のフルイ分け試験、洗い試験・強熟減量試験・凍上試験などを行なって、これらの関係について2、3の検討を加えたものである。
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