本橋梁は、一般道々峰延月形線が、石狩川の通称大曲新水路を横断する所に架設するものである。大曲新水路は、石狩川河口より約58Kmの地点にあたり、昭和30年に浚渫通水した新水路である。昭和25年に浚渫開始以来、4年間に130万M3の土を堀削して、3.8Kmの水路を、1.2Kmに短縮した。昭和41年度には、低水路敷幅を60mから120mに拡幅のため、45万m3の浚渫を施行し、大曲新水路は、完成断面通水したものである。本橋梁完成後の全橋長は、813.80mとなる。現在供用中の月形大橋は、昭和26年から5年間にわたって低水敷部分に331mの主径間に(65m)5連の上部曲弦ワーレントラス、下部圧気濳函工法にて施行済である。今回は、高水敷部分に左岸265m、右岸217mを伸長する。昭和40年度より地質調査、上部、下部、取付道路の設計にかかったが、本工事は、昭和41年度より開始となり、総工費4億5千万円の予定で、昭和44年度中に伸長工事完成の予定である。基礎地盤は、調査の結果本地点の地盤は、石狩川中下流部の特長である。泥炭地帯の軟弱地盤となっています。この為、下部構造の形式に問題があり、ここに検討結果を報告するものである。 |