国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 水位観測施設における導水管の排泥装置について

作成年度 1968年度
論文名 水位観測施設における導水管の排泥装置について
論文名(和訳)
論文副題 昭和42年度(44)
発表会 昭和42年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和42年度技術研究発表会
発表年月日 1968/12/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
吉川政信
抄録
新河川法の施工にともない、北海道の主要河川のほとんどが一級河川に指定され、河川の管理体制の整備強化が急務となってきている今日、急速に開発されつつある北海道の全域にわたって近年ますます増大する水需要に対処するため、最も効率的な水利用のための基本計画を立案することが、緊急、かつ重要な課題になっている。従って、このことは各河川の水の賦存量を正確に把握することが必要である。このためには、特に低水位における流量、つまり低水時の長期間にわたる正確な資料を収集することが必要であることは言うまでもない。最近の水位観測施設のうち、計測器類についてはフロート式にしろ、水圧式にしろ、又は触針水位計等にしても、計測器そのものは非常の高精度のものが開発されているし、その伝達方法も遠かく有線方式をはじめテレメーターによるもの等、この分野における研究開発は急速に進んでいるということが出来る。しかし、一方、こういつた精度の高い計測器類を設置するための施設、いわゆる検舎の構造、フロート井筒の形状材質、さらに導水管の設置方法について、それぞれ設置すべき水測所の地形及び河床材料、或いはその河川の流況等が千差万別であるため、一定の設定条件を仮定して研究することが困難であるためかこれ等のことについてはほとんどまとまった研究開発がなされて居らず、単にそれぞれの担当者の改良工夫にゆだねられて居るにすぎない。いかに高性能の水位計を設置し、完備した送信施設を配置しても、これを設置するための施設、検舎を含めた導水設居が完全でなくては完全な資料が得られないのは言うまでもないので、ここでは導水管内部に侵入する泥土を防除するための一方法として、スクリユーコンベア方式による排泥装置を考案した。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.