国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 内燃機関潤滑油評価機関装置および負荷装置試作について

作成年度 1968年度
論文名 内燃機関潤滑油評価機関装置および負荷装置試作について
論文名(和訳)
論文副題 昭和42年度(85)
発表会 昭和42年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和42年度技術研究発表会
発表年月日 1968/12/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
佐野正弘
抄録
最近のエンジンにおいては、始動の容易、燃料消費率の低減、高出力高速回転の状態で長時間耐え得るなど、その性能向上には目覚ましいものがある。そしてこの性能を向上させる上に重大な要因をもつ潤滑油の品質向上も目覚ましいものがある。ところで、この潤滑油の品質向上を促がすための潤滑油性状試験法も随分と充実されてきた。ここに潤滑油は実用上、複雑な温度、圧力、流動などの物理条件にさらされるほか、ブローバイによる未燃物など複雑な異物の混入が起るので、実験室的性状試験法による化学的、物理的分析結果のみでは評価が困難である。この要求をみたすため第2次世界大戦前後から米国を中心として各種のエンジンテストによる内燃機関潤滑油試験法が発達してきている。さて北海道開発局においても建設の機械化、冬期における除雪などのために多数の機械が保有されており、また地理的条件による内燃機関えの影響はまことに不利なものがあるので当建設機械工作所に油脂試験室を置くなど潤滑油の購入、管理には慎重を期しているが、それも実験室的試験法であり充分ではない。この様な理由で最近とくに評価機関の必要が感じられつつも既成評価機関装置を購入することは高価が予想され、当所独自の立場でエンジン(国産ディーゼル)を購入し、種々の付属装置を取付け定置式の評価機関として試作を行なった。さらに動力の消化方法であるが、エンジン動力試験機の中から種々考えられたが結局、装置が簡単、安価な空気動力計を選定試作したので報告するものである。
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