国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 寿トンネルについて

作成年度 1968年度
論文名 寿トンネルについて
論文名(和訳)
論文副題 昭和42年度(17)
発表会 昭和42年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和42年度技術研究発表会
発表年月日 1968/12/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
大泉長四郎
抄録
寿トンネルは枝幸郡浜頓別町を起点とする音威子府町にいたる、主要道々中頓別町に位置し、鉄道踏切2ヵ所(3種)をう回すると共に、旧路線の線形改良を伴う道路改良工事の中において、本トンネル工事着工のはこびとなったものである。当初トンネル全体の計画は、トンネル延長340m、巾員6.5mであったが、工事施工中いろいろな現地、地質等の悪条件がからみ最終段階にはトンネル延長365mに変更された。昭和38年度より地質調査がはじまり、ボーリング調査と弾性波探査が行なわれ、40年度さらに重点と思われるカ所のボーリング調査2ヶ所を行なった。トンネル全体の地質内容については地質調査の項で説明するが、調査の結果本トンネルが貫通するべき概路の地質は、浜頓別町側は比較的安定しているが、中頓別町側において特に坑口附近がそうとう不安定な地形、地質状態であることが判明したため、本トンネルの計画にあたりトンネル専門関係者とともに長時間にわたり施工法の検討がなされた。本トンネル勾配は浜頓別町側より中頓別町側に向かって下り勾配(1.347%)であり、又浜頓別町側坑口の地形は沢をまたぐ急傾斜地を呈するため、トンネルの切付けは中頓別町側より堀進した。
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