国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 旧橋(鋼鈑ケタ)の利用に関する一工法について

作成年度 1969年度
論文名 旧橋(鋼鈑ケタ)の利用に関する一工法について
論文名(和訳)
論文副題 昭和43年度(3)
発表会 昭和43年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和43年度技術研究発表会
発表年月日 1969/12/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
中村敏明
田岡充夫
相馬秀夫
西村豊
抄録
鳥居橋は、石狩川開発建設部豊平峡ダムの工事用道路に架設されている橋りょうである。この工事用道路は旧森林軌道のレールを撤去しその路床を補修して道路としたのが大部分で、本橋も使用が短期間でダム完成時には水没する地点であることから旧軌道のプレートガーターの上フランジにスタッドジベルを溶接して床版コンクリートを打設し、活荷重合成ゲタとする方法によった。この工法を採用するに至るまでに次のような案も考えられた。(1)旧橋の下部工はそのまま使用し、上部工をHビームを使用した橋りょうとする。(2)旧橋の下部工はそのまま使用し、上部工もプレートガーダはそのまま使用して床版にプレストレストコンクリート板を貼りつける。(3)旧橋の上下部ともそのまま使用し、プレートガーダーの上フランジにスタッドジベルを溶接し床版コンクリートを打設して活荷重合成ゲタとする。これらの案を検討した結果、経済性と工期が短期間である必要性と、架橋位置の条件などを考慮し前述のように(3)の工法をとることになった。この他、車両が偏心して載ったとき左右のケタへの荷重分配をよくするため下横構をとりつけ、全体を準箱ゲタ構造となるようにした。この設計々算には、鋼道路橋設計示方書に規定されている荷重T-14を用いて行ない安全度を照査するため載荷試験を実施した。載荷試験は設計荷重に近いダンプトラック(全重量13.2t)とブルドーザー(重量呼称13t)を用い、静的載荷試験と走行時の衝撃係数の測定のため動的載荷試験を行なった。本稿では、この工法の設計と載荷試験の結果を報告し考察を加えるものである。
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