独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 D60A-3型法面締固め機試験報告

作成年度 1970年度
論文名 D60A-3型法面締固め機試験報告
論文名(和訳)
論文副題 昭和44年度(H-3)
発表会 昭和44年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和44年度技術研究発表会
発表年月日 1970/12/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
山口芳宏
抄録
現在、法面締固めはブルドーザ転圧、又はビブロランマやビブロプレートを使う断切り工法、さらに植生工法に用いられる土羽打工法が大部分を占めている。このうちブルドーザによる方法は機械性能の面から1:1.8勾配が限度とされ、1:1.5勾配の場合は余盛をして緩勾配にし、ブルドーザが入れる状態で転圧し、その後人力或いはドラグライン、その他の機械による法切りを行なって整形する方法である。一方ビブロランマやビブロプレートは法肩法面を部分的に締固め積上工法により整形していくもので、任意の法面勾配を締固めることが可能であるが、人力の占める割合が大きく、省力化を意図する機械化と言う点では、まだまだ不充分である。土羽打工法は植生工法と密接な関係をもっており、一般には仕上土を盛つて筋芝等の植生を行ないながら法面勾配を形成し、土羽板でもって人力により締固める方法である。これは人力施工なので締固め度が小さく、作業能率が低いという欠点があり、さらに人手不足、芝の入手困難等、今後の問題が残されているが、仕上整形が最も美しいので多く採用されている。一方植生工法に種子吹付工法を採用するとすれば、一挙に法面締固め工法の機械化が可能であると共に今後進むべき方向とも思われるのである。法面締固めの機械化は関係官庁、建設機械メーカ等でもクローズアップされ、例えば建設省近畿地方建設局、鉄道研究所、日立製作所等で開発され、その成果は、すでに周知されているところであるが、本報告は昭和44年度当局に於いて購入した小松製作所製D60A-3型法面締固め機について44年7月15日から44年7月25日まで旭川開発建設部標津峠道路工事現場において行なった性能試験調査結果を記すものである。尚本機はブルドーザのアタッチメントとして法面整形の仕上板と締固めの振動式転圧ローラを備えたもので、法面整形も含めた一連作業の機械化を目的として開発されている。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.