作成年度 | 1970年度 |
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論文名 | 粗粒火山灰地の開墾方式について-耕起法の差異による土壌水分と発芽について- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和44年度(E-7) |
発表会 | 昭和44年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和44年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1970/12/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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矢野義治 | |
吉田亨 | |
赤沢伝 | |
山口信夫 |
抄録 |
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北海道には古くから特殊土壌と呼ばれている生産性の低い土壌が普通鉱質土壌とはべつに4、5種区分されている。その1つに火山灰土も含まれているが、そのうち道央から道南に分布するいわゆる粗粒火山灰は、樽前岳、有珠岳、駒ヶ岳、恵山などを噴出源とするもので、表層には未風化の軽石層が広範囲に、かつ厚く堆積している。これらの堆積物は噴出源や噴出年代がことなるので、土壌の理化学性は多少ことなっている。しかし堆積様式すなわち土層の累積状態とか、表土の腐植集積状態とか、下層に埋没土を有するとか、類似する点も多い。したがって粗粒火山灰地帯の開墾方式や土層改良方法などは、ほぼ同一耕法で、おこなえると思われる。それで北海道開発局では粗粒火山灰地帯の開墾技術あるいは土層改良技術の確立を目標に42年から室蘭開発建設部管内の早来町に圃場をもうけ、種々の調査や試験をおこなっている。このうち本報告では開墾法式および造成耕法と土壌水分の関係、それに開墾初年度にみられた牧草の発芽不整いの問題などについて2、3の実験をおこなったのでその結果について述べる。 |
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