国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 サロベツ川放水路模型実験-河口処理について-

作成年度 1971年度
論文名 サロベツ川放水路模型実験-河口処理について-
論文名(和訳)
論文副題 昭和45年度(D-6)
発表会 昭和45年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和45年度技術研究発表会
発表年月日 1971/12/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
池田保夫
星野英二
抄録
サロベツ原野は石狩、釧路泥炭地とともに本道三大泥炭地の一つに上げられ、面積約2万haにおよぶ広大な泥炭湿地である。サロベツ原野の開発については古くから注目され、大正中期にはすでに土地改良予備調査を実施し、戦後、数度にわたり農業開発事業計画が立てられた。それに基づく諸調査の結果、特に草生試験の成果として、泥炭地無客土草生による土地利用について確信が得られるに至った。しかし、サロベツ原野を草生利用可能地とする大前提として、排水工事が完了していることである。すなわち、融雪水や降雨による洪水を防ぎ、又天塩川の逆水の氾濫防止等が前提である。それ故、放水路開削によりサロベツ川流域の洪水流を一ケ所で日本海に放流することによって流水の疎通能力を高める計画が立てられるに至った。このショートカットによる放水路工事は泥炭地帯における諸工事の問題点、築堤沈下、河床変動(粘性上の法面くずれ、河床低下等)などの大きな問題点が存在しているが、特に、流水の疎通能力を阻害する要因の一つとして考えられるのは河口の閉塞の問題である。本報告はこの河口処理をいかに水理学的に有利な工法を採用するかの基礎資料を得るための模型による実験報告である。
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