作成年度 | 1971年度 |
---|---|
論文名 | 豊平峽ダムによる豊平川の低水制御について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和45年度(D-8) |
発表会 | 昭和45年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和45年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1971/12/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
原田彪 | |
辻内弘 | |
橋本識秀 |
抄録 |
---|
豊平峡ダムは、洪水調節、上水道用水確保、発電の三つの目的をもった多目的ダムである。したがって貯水池の利用においては競合関係が生じることがある。豊平峡ダムにおける貯水確保容量の計算は、昭和26年から昭和39年までの13年間の流量資料を用いて補給量の計算を行ない、最大量の昭和26年(夏期)と昭和27年(冬期)の確保容量をもって夏期において15,900,000m3が冬期において37,000,000m3と計算された。したがって10年に一度程度の渇水に対しては一応貯水池により流量を確保することができるが、水の流入状況、使用状況によっては、水の不足ということも考えられる。すなわち7月1日から9月30日までは貯水位を軌EL458.9mまで下げなければならず、8月の低水時あるいは10月以降に予想された貯水池流入量が得られなかった場合には、夏期渇水時あるいは冬期渇水時の新既水利権の使用を制限しなければならないことになる。そこで、水資源の最大利用を行なうために、ダム利用による低下流量の予測制御の可能性について検討を行なった。 |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |