作成年度 | 1972年度 |
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論文名 | ハイドログラフの逆追跡手法について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和46年度(D-3) |
発表会 | 昭和46年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和46年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1972/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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相田俊郎 |
抄録 |
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従来この種、逆追跡を無理問題視する理由の一つに「流入のある単位時間内の変動の状態いかにかかわらず、その平均値が同じ流入は、単位時間後は同じ流出値になるので、逆にある単位時間ごとの流出から流入を逆算するとき、『その単位時間』自体の問題に行きあたって、結局無理な問題になるようである。」という考え方があった。この手法においてもそのことに変りはないが、1で述べたように各時刻の流出を、その時点前後の流出入だけで表されるように、遠い時点の流入を漸化の中におりこんだため、解の振動をある程度押えこんだ結果を出すのであるが、その時点附近の流出増減の変動が激しければ、解はやはり振動的になる。(連立方程式手法のように遠い時点の解の影響が及ぶのとは違うが)当然移動平均的取扱の方が解は滑らかになる。しかし、このことは単純に解を滑らかにする手段として考えるべきことではなくして、流出問題において降雨強度を到達時間の移動平均で考える時のように扱う問題の時間的機構として、根本的に扱うべきことである。 |
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