作成年度 | 1972年度 |
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論文名 | モデル流出系における総合単位図の基礎的研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和46年度(D-4) |
発表会 | 昭和46年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和46年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1972/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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山口甲 |
抄録 |
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降雨が河川に流出する過程についての研究は、大別すると2つに分けられる。1つは流出過程をBlack-Boxと考えて、inputとoutputからBlack-Boxの形状を求める方法であり、単位図法、流出関数法、タンクモデル法などがそれである。他の方法は雨水の流出過程に理論モデルを設定し、雨水の集合過程を理論的に求めるもので、特性曲線法などがそれである。本文は後者に分類される方法で、流域と降雨因子によって、単位降雨量の流出形状が変化することを指摘し、Ts、Trを与えて単位降雨量の流出形が推定できる総合単位図を提唱するものである。この方法によれば、流域内の河道網、地被の変化が流出形状に及ぼす効果を求めることができる。また、小流域河川で最大流量が定常流の状態となる流出形を算定することもできるので、特に小流域河川の河川流出量の推定への利用度は高いものと思われる。 |
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