作成年度 | 1972年度 |
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論文名 | 既設築堤安全度調査について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和46年度(D-18) |
発表会 | 昭和46年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和46年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1972/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土佐林宏 | |
増田懋隆 | |
斉藤六三郎 | |
宮川易 | |
小林繁 | |
内田敏勝 |
抄録 |
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一般に河川堤防には、下記のような安定性を確保することが要求される。イ) 雨水が堤防表ノリ面から浸透し、堤体の含水比が上昇した場合のノリ面崩壊に対する安定。ロ) 河川水位が上昇し、浸潤線が発達し、浸透水が裏ノリから流出するときの裏ノリのスベリ破壊に対する安定。ハ) 河川水位が上昇し、堤体に揚圧力が働き、堤体全体が、一体となって生ずる滑動に対する安定。ニ)河川水位の急降下の際の表ノリ面のスベリ破壊に対する安定ホ)軟弱地盤上の築堤の破壊と沈下に対する安定ヘ)堤体および基礎地盤が透水性の場合の漏水流量ならびにパイピング。ト)地震時における堤体の安定。このような、河川堤防に要求される安定性は、基礎地盤の土層構成、築堤材料の工学的性質ならびに施行方法すなわち、締め固めの良否などの土質工学的諸条件と洪水の水位、継続期間および流速、降雨の強度および継続時間などの自然条件によって大きく左右される。ここでは、既設築堤について、基礎地盤および堤体の品質の実態を土質工学的見地から調査究明し、既設築堤が、上記のような安定性をどの程度、具備しているかを明らかにすることによって既設築堤の安定度の検討を行う。 |
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