国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 PCロックアンカーによる斜面安定工法

作成年度 1972年度
論文名 PCロックアンカーによる斜面安定工法
論文名(和訳)
論文副題 昭和46年度(B-25)
発表会 昭和46年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和46年度技術研究発表会
発表年月日 1972/11/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
内山健一
抄録
一般国道231号の厚田村安瀬-濃昼間7.4Kmは、不通区間で「幻の国道」と呼ばれてきたが、8年の歳月をかけ昭和46年11月5日ようやく開通の運びとなったことは周知のとおりである。この不通区間の手前で、すなわち厚田市街から約1Km安瀬側に寄った所で、日本海とはほぼ平行な嶺線をもつ山が海岸に鋭く落ち込む山腹を標高約40mのレベルで切土し国道が築造されている。本ヶ処の地層は、新生代第3紀の泥岩および砂岩の亙層から成り非常に節理が発達し剥離性崩壊が進んでおり、特に国道と海岸に挟まれたのり面は、波浪による侵蝕と山側の雨水の影響、凍結、風蝕などによって常に崩壊を続け、その一部は現道を削りとり一般交通に危険を及ぼすようになった。この対策として、次にあげるような種々の工法が考えられた。(1) 海岸擁壁+大盛土工法。(2) 深礎クイ基礎+ポステンPC桁工法。(3) Hパイル+PCケーブルロックアンカー土留工法(1)と(2)は、施工中における交通確保がむづかしく、(3)の方法により、斜面の安定を計ることが最良と考えられ、施工したものである。ここでは、この「PCケーブルロックアンカー斜面安定工法」について、その設計方法、現場施工法、現場における載荷実験等について述べる。
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