作成年度 | 1972年度 |
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論文名 | 畑地農業用水に関する調査研究 北海道における畑地農業用水 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和46年度(E-2) |
発表会 | 昭和46年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和46年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1972/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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室松正雄 | |
岡田栄之助 |
抄録 |
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北海道の畑地開発は開拓使以来、専ら面的拡大と特殊土嚢対策として排水処理、土壌改良に主目をおいて展開されて来た。その結果我が国に於いては特異ともいえる今日の大規模機械化畑作農業が形成されつつあり、今や我が国唯一の食料基地として明日を嘱望されるに至った。この実現には、積極的に安定かつ良品質な食料を供給すると同時に農業内部にあっても更に省力的かつ高収益を得るような構造改革を推進する必要がある。このための施策を検討する時、農業経営内にいつでも自由に使用できる水の必要性が浮び上がってくる。酪農経営にあっては、畜舎の清掃用水、牛乳の冷却水及び糞尿を省力的に牧草地に還元する糞尿かんがい、また一般畑作では、春先の少雨による発芽や初期生育の遅れを防ぐ水分の補給、防除用水、夏の干魃防止のための水分の補給など作物の生産環境の改善と省力化をもたらす畑地の水分制御と農家の水確保は、これからの畑地帯の発展にとって不可欠の要素である。以上の重要性にかんがみ、本論は、土地改良事業において畑地農業用水を積極的に推進するにあたり、基礎資料を整備するにあたっての問題点を提起せんとするものである。 |
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