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 新濁川橋補強工事について-パイルスラブ工法-

作成年度 1973年度
論文名 新濁川橋補強工事について-パイルスラブ工法-
論文名(和訳)
論文副題 昭和47年度(C-10)
発表会 昭和47年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和47年度技術研究発表会
発表年月日 1973/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
唐太陸一
南沢茂
抄録
本橋は昭和41年度から施行された一般国道238号線猿払村地内の切替ルート(通称浅茅野バイパス)上に位置し、猿払川支流濁川に架設された活荷重合成単純斜角格子板桁橋である。本橋附近の浅茅野原野一帯は道内有数の泥炭地域で軟弱地層が極めて深く、架橋地点でも深度約40mに達している。橋梁前後の取付道路も泥炭地特有の圧密沈下と地盤のすべり破壊により随所に変形がみられ、現在なお舗装を中止している。本橋は昭和42年に着工し、盛土によるすべり破壊および沈下に対する安定などを検討したにもかかわらず橋台背面盛土中に地盤のすべり破壊によるとみられる躯体の変位を生じ、以来この変位の復元ならびに安定のための補強対策が過去約5年の間種々試みられてきた。本年度は変位進行阻止のための地盤安定対策として移動量の大きい右岸橋台の取付道路部分にパイルスラブ工法を実施した。これは橋台に対する背面地盤の影響力を排除することを主眼としたもので、効果測定のために種々の計器も併せて設置し、現在定期的に観測を行なっている。本橋に関る諸工事の当初からの経過と本年度実施工法の選択理由および工事の概要をここに報告する。なお、本年度はパイルスラブ工法の外、橋体2連をジヤッキアップし移動によって破壊した支承、伸縮継手の補正、沓座の嵩上げ工事なども行ったがこれについては割愛する。
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