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 釧路港島防波堤背後盛土の物理環境と海藻被度に関する研究(第2報)

作成年度 2007年度
論文名 釧路港島防波堤背後盛土の物理環境と海藻被度に関する研究(第2報)
論文名(和訳)
論文副題 平成19年度(環-1)
発表会 平成19年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成19年度技術研究発表会
発表年月日 2008/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水産土木チーム北原 繁志(KITAHARA Shigeshi)
釧路開発建設部根本 任宏(NEMOTO Takahiro)
釧路開発建設部丸山 修治(MARUYAMA Shuji)
抄録
釧路港島防波堤では、2007年3月現在、本体工が全体計画延長2,500m のうち1,445m が完成し、背後盛土部分が1,600mのうち実証試験区間として100mが完成している(2005年12月完成)。浚渫土砂を有効利用した背後盛土上では水深が浅いことから藻場形成を計画しており1、藻場造成機能を持つ「水生生物との協調型防波堤」として、直轄事業では初めてエコポートモデル事業に認定されている。この実証試験区間において2006年夏に調査した物理環境について、平成18年度北海道開発局技術研究発表会において報告を行った。その主要な結論は、①夏季における背後盛土上の光量子量はナガコンブの日補償積算光量0.52mol/m- 2/d- 1をほぼ満足しており、海藻生育にとって光環境は十分であること、②海藻着生を阻害する浮泥を払拭する流れが存在すること、③塩分濃度の低い河川水の影響は海面から-0.5mまでの範囲に収まっており、海藻生育を阻害しないこと、などである。本報告は2006年夏調査結果と併せて、それ以降に行った物理環境調査結果及び海藻の葉体被度などの海藻繁茂状況及び葉上葉間生物についての調査結果について報告する。
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