作成年度 | 2007年度 |
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論文名 | 「底質改善機能を有するマナマコの摂餌生態に関する室内研究」 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成19年度(環-3) |
発表会 | 平成19年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成19年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 2008/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地土木研究所 | 岡本 健太郎(OKAMOTO Kentaro) |
未記入 | 山本 潤(YAMAMOTO Jun) |
室蘭開発建設部室蘭港湾事務所 | 佐藤 朱美(SATO Akemi) |
抄録 |
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北海道の主要な水産有用種の1つにマナマコ(ナマコ)があり、近年は中国への需要増加によりその経済的価値が著しく高まっている。ナマコの漁獲単価は2002年から急激に増加しており、2005年の漁獲単価は10年前と比較して3倍以上に上昇している。現在も道内漁港では、浜値で2,000千円/tを超え、「黒いダイヤ」と呼ばれるほどの過熱ぶりである。漁獲量も最近10年で2倍以上に増加し、急激な漁獲増加により資源管理の必要性が高まり、ナマコの人工種苗生産等の増殖・放流事業に取り組んでいる地域も多数存在している。また、ナマコは海底に堆積している有機物を摂餌して成長するため、ナマコ蓄養とそれに伴う港内の底質浄化が期待されている。しかし、ナマコの摂餌量や同化量に関する知見、特に北方域での摂餌生態は殆ど明らかになっておらず、ナマコの摂餌生態の解明と底質浄化能力の定量化が求められている。本稿では、マナマコの摂餌生態に関する室内試験の概要と底質改善効果について現時点で得られた知見を報告する。 |
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