国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 ササを用いた法面緑化技術の開発-ササ苗植栽後の経過について-

作成年度 2007年度
論文名 ササを用いた法面緑化技術の開発-ササ苗植栽後の経過について-
論文名(和訳)
論文副題 平成19年度(環-37)
発表会 平成19年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成19年度技術研究発表会
発表年月日 2008/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
北海道立林業試験場錦織 正智(NISHIKOORI Masatomo)
北海道グリーン工業戸井 利博(TOI Toshihiro)
赤平花卉園芸振興公社市川 裕章(ICHIKAWA Hiroyuki)
抄録
道路法面の緑化植物には成長が旺盛であり、環境適応性が高く、また安価に入手することができる機能性や経済性に優れた外来緑化草本が多用されている。しかし、近年、公共緑化には防災機能に加えて、自然環境への配慮が社会的な要請となり、このことを反映した工法の実施が望まれる場面が増加している。この理由から、在来の草本や樹木を活用した新しい工法の開発が進められている。これまでに様々な在来植物の使用が試行されているが、在来植物の選択においても、苗の供給面や経済性の上からも更なる検討の余地がある。そこで、筆者らは北海道に自生するササの活用に注目し、組織培養を活用した苗の増殖技術の開発に取り組み、ササ苗を工業製品のように安定的に生産することを可能にした。また、苗生産に必要な高機能な施設設備は農閑期の農業関連の既存インフラを活用することで生産コストを低く抑える苗生産システムも構築した。ここでは、筆者らが考えるササ緑化について紹介し、道路法面でおこなったササ苗の試験植栽の経過について紹介する。
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