国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 地域協働による地域防災力向上を図るための試み-水害に備えて今私達がすべきこと-

作成年度 2007年度
論文名 地域協働による地域防災力向上を図るための試み-水害に備えて今私達がすべきこと-
論文名(和訳)
論文副題 平成19年度(協-10)
発表会 平成19年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成19年度技術研究発表会
発表年月日 2008/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
石狩川開発建設部 維持管理課渡辺 浩司(WATANABE Kouji)
未記入橋本 朗(HASHIMOTO Akira)
未記入斉藤 好生(SAITO Yoshio)
抄録
当部管内では昭和56年8月の豪雨災害以降、大規模な水害が発生していないため、防災関係機関及び住民の水害に対する防災意識が低下していると考えられる。当部職員においても水害を経験している職員が多いとは言えず、水害時に自分は何をしなければいけないのかを体験的に理解できていないのが現状であり全体的な防災力の向上が課題となっている。防災関係機関の防災力は「公助」であり、情報の共有と関係機関への情報提供、避難勧告の判断・発令・伝達、災害時要援護者への対応、災害復旧対応等がある。自主防災組織の防災力は「共助」であり、避難時や避難所生活おける協力体制等がある。住民の防災力は「自助」であり、避難所の確認、気象や避難勧告等の情報をどのように収集するか等日頃からの防災に対する備え、迅速な避難行動等があり、「公助」「共助」「自助」がバランス良く向上されなければ災害時における効果は発揮されない。本稿では、上記の背景を踏まえて、当部の防災力向上を目的として実施した取り組みや、地域と協働し関係機関や地域住民の防災力向上を目的として当部が支援した取り組み等について報告する。
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