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 釧路港における代用プレパクト工法について

作成年度 1957年度
論文名 釧路港における代用プレパクト工法について
論文名(和訳)
論文副題 昭和31年度(20)
発表会 昭和31年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和31年度技術研究発表会
発表年月日 1957/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
柳川憲寿
抄録
釧路港において本工法を採用するに至った動機は次の通りである。十勝沖地震の結果地盤が沈下し、外廊防波堤において60~70㎝の沈下をみ、港内の静穏が乱されるようになった。このため上部コンクリートを打設してこれを嵩上することとなり30年度より施行の運びになったが、コンクリート混合所より打設箇所までの距離が遠く、混合後打設までに要する時間は最大で2時間も要することとなるので、ミキサー船の購入等によってこの遅れを除くことも考えた。しかし、1隻2千万円余もする高額のものであるから、総コンクリート量は12,800m3であるが年間打設量は予算の関係より1,500~2,000m3程度と予想される本工事では、今少し簡易な設備で施行することが妥当と考えプレパクト工法を採用することとした。然し周知の通りプレパクト工法は特許となっているので、この制約を逃れるため混入薬剤のイントリジョンエイドとアルフェシールを代用の薬剤に置換えて直営施行した。なお、代用薬剤としては本港においてはポゾリス8号とアルミニューム粉末、アルフェシールの代用としてフライアッシュを夫々採用した。然しこの工法は本港としては始めての試みであり、また暫定予算の関係で工期も遅れているので、本年度は波除堤に使用する3.0×3.0×1.5m=13.5m3のブロック3個を試験的に施工することとした。
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