作成年度 | 1957年度 |
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論文名 | 堰堤基礎岩の調査ならびに岩石の性質について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和31年度(26) |
発表会 | 昭和31年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和31年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1957/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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城戸欽也 |
抄録 |
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研究室で行っている地質調査は、土木工事に関連した基礎地盤のうち"土質調査"の対象となる分野以外についてで、実際には、隧道・橋梁・頭首工・堰堤等の基礎調査が大部分を占めている。最近は利水計画が推進され、ここ数年間堰堤の基礎調査をする機会が多いので、調査の内容と、得た2~3の岩石資料について述べてみたい。私達が現在行っている調査は一般の地質調査と大差はない。ハンマーとクリノメーターをもって地表の露出から地質図を作ってゆくのであるが、基礎調査の場合その調査面積は狭い範囲に限られているので、前者を面積調査とすれば、後者は点調査とも言えよう。加えて、ボーリング・物理探査を行い、試掘坑等による内部調査を行うので、局部的には調査の精度は著しく高くなる反面、層序の不徹底から地質構造を誤る危険が伴ない勝ちである。"土木地質"とうい点からは、基礎の力学的解明が行われなければならない。私達としては岩石の示す物理学的性質について考究し、応用の途を開くべきであろうが、現状は残念乍らその入口にも達しえていない。 |
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