作成年度 | 1957年度 |
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論文名 | 新十津川土堰堤におけるグラウト工について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和31年度(32) |
発表会 | 昭和31年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和31年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1957/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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山野隆康 |
抄録 |
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新十津川土堰堤は昭和29年度より工事に着手し、取水(兼仮非水)隧道・付替町村道・仮締切築提の各工事を経て心壁コンクリート打設並びにグラウチングを施工するに至った。本地区グラウチング工事における岩盤グラウトの目的は、築提本体の中央部に置かれた粘土心壁に対応して心壁直下の基礎岩盤内に一列の遮水膜を形成させるにある。本文に掲げるものは昭和30年11月より31年2月迄の間に施工したもので冬期のため作業は難渋を極めた。すなわち-20℃の酷寒の下でホース、鉄管類並びに諸機械に通水しつつ凍結を防ぐのは並大抵の業ではなく、そのための運転中止もしばしば発生し、本来ならばより多くの時間とセメント量を使用すべきにもかかわらず不完全な状態で注入を中止したため、あるいはミルクが遠方まで達しないでグラウトホールの近くだけに沈殿し、充分なグラウト効果を発揮しなかった憾がある。これに対するテスト注入は昭和31年度において行う予定であり、今回のはその実績集計と作業の概況を報告したものである。 |
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