作成年度 | 1958年度 |
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論文名 | 流出函数による流出の解析と応用 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和32年度(21) |
発表会 | 昭和32年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和32年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1958/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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坂上義次郎 |
抄録 |
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降雨から河川の流出量を推定する方法は、各方面で種々の方法によって盛んに行われているが、いずれの方法もそれぞれの難点が残されており、さらにそれらの計算に必要な資料が不備なため各方法の適用に苦しむことが多い。そのうちでも洪水時の流量観測と時間雨量の資料の不足によるものが最も多い。しかし水位観測は比較的古くより行われており、洪水時の毎時観測や自記水位記録も割合整っている。以上の理由により水位の観測記録を用いて単位流出の型を決定し、降雨より流量を推定する方法を考えた。その方法として流出函数法を用い、流出函数に含まれる定数を水位の観測記録から決定するものである。勿論流量観測や時間雨量の資料が十分整っている場合に較べて精度は落ちるが、計画高水量の決定や洪水予報に当たって量的考えを全く導入しない場合よりもはるかに有効であろう。 |
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