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 西足寄地区火薬併用機械抜根における中型・小型機械の適応性について

作成年度 1958年度
論文名 西足寄地区火薬併用機械抜根における中型・小型機械の適応性について
論文名(和訳)
論文副題 昭和32年度(64)
発表会 昭和32年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和32年度技術研究発表会
発表年月日 1958/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
五十嵐博道
抄録
西足寄地区は、昭和21年戦後緊急開拓国営地区として地区総面積10,887町歩・開墾計画面積4,542町歩・入植343戸の開拓計画が樹立され、これと並行して、農道・重抜根・暗渠排水・用水施設などの建設工事が進められて来た。この各々の建設工事の比率は、総工事費185,631千円・純工事費146,169千円に対し、農道54,395m(33.8%)・重抜根1,573町歩(50.8%)・暗渠排水284町歩(14.5%)・用水施設6箇所(6.9%)である。これからみても本地区の開拓における重抜根は、非常に重要な位置を占めていることがわかる。しかしこの重抜根工事の進歩状況は昭和29年度までに僅かに95町歩(6.3%)の実績に過ぎなかった。未抜根のため営農上に及ぼす影響は大きいが、その中でも特に畜力の操作が極めて困難であり、作付面積が減少するなどの障害を取除くために、多くの労仂力を要することが最も大きなものである。昭和31年度現在における入植と開墾の進度との比率は、入植335戸(97.6%)、開墾実績2,569町歩(56.6%)である。入植者の大半が満10年を迎えている現在、なお、遅々とした開墾の実績に止々まったことは、労仂力の不足によるということは云うまでもないが、同時に抜根の遅れたことに原因していることも見逃せないところである。このようにひいては開拓の使命である完全営農の上からも、直接かつ密接な関係を持つ重抜根工事の促進は急務といわなければならない。
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