作成年度 | 1958年度 |
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論文名 | 篠津運河頭首工プレパクトコンクリート試験工事について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和32年度(12) |
発表会 | 昭和32年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和32年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1958/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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長縄高雄 | |
谷口雅宥 |
抄録 |
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本試験工事は石狩川中流部の篠津運河頭首工計画地点の河中において、昭和31年9月中旬より12月上旬にかけて実施したものである。頭首工ダム本体を形成する方法として、プレパクトコンクリート工法を採用した場合、ダムの設計天端標高は平水位以下となり、流水中における施工が要求されるが、この工法のわが国における歴史はきわめて浅く、特に流水中での施工記録はほとんどないので、実際の現場付近において河中で試験施工し、本工法並びにこれに付随する諸種の問題に対して、その可能性の難易を探求せんとしたものである。工事は9月中旬より10月中旬にかけて、プレパクトコンクリート工を終わったが、9月中は晴天つづきのため矢板型枠と砂利投入までの準備は順調にはかどって、むしろ水位上昇を待つ状況であった。その後、予定以上の増水のため注入不能の状態となったが、10月15日の二度目の増水時(砂利表面が流水中にある状態で)に注入を行った。しかし、最初の増水によって矢板型枠基部が洗掘され、モルタル漏出がはなはだしく急結剤使用など予想外の事態も生じた。その後、10月下旬エントルージョン工を終わり、その後調査ボーリングなどを施工した。 |
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