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 幹線排水路に設けられた逆水門扉による河口の処理について

作成年度 1958年度
論文名 幹線排水路に設けられた逆水門扉による河口の処理について
論文名(和訳)
論文副題 昭和32年度(41)
発表会 昭和32年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和32年度技術研究発表会
発表年月日 1958/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
上田延秋
抄録
土地改良事業の一つとして排水路改良を行う場合、河口処理方法が問題となる。排水路が直接または間接的に海に連絡している場合漂砂、波浪のため農耕地が塩害あるいは湛水の被害を被る事例が多いのであって、これをいかにして防ぐかがこの種事業の問題となっている。このようなときには落差・排水量・潮位・波浪・海浜の深浅および勾配などの諸条件が事業計画の可能性を決定するものと考えられるが、排水路の場合には一般的に流出量が少ないことが要因となるようである。とくに室蘭開発建設部管内のうち太平洋に面する水系は、襟裳岬より西流する沿岸潮流と、南東および北西の風に影響されることが多いのである。したがって、浦河町絵笛地区明渠排水路にあっては逆水門扉を設け塩害を防止するとともに、扉の開閉で調整される水量を河口閉塞の処理に利用するようになっている。この明渠排水路付近には浦河築港の自記験潮器、浦川測候所などがあり、以上の事柄について調査研究するには好都合なので、まだ調査途上であり結論は出ておらないが、現在までにわかった事項について中間発表しあわせて現地の状況を紹介するものである。
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