作成年度 | 1959年度 |
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論文名 | 河口閉塞の堆砂高推計と開水路処理について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和34年度(23) |
発表会 | 昭和34年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和34年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1959/05/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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望月由三 |
抄録 |
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海岸工学は学問としては新しいが、この分野における理論展開の最近の進歩は著しいものがある。しかしその方向の港湾関係が主となっており、また一般海岸については実験による研究の段階であるため、汀線付近の水理についてはほとんど解明されていない。従って河口閉塞の防止工法についても普遍性のある設計法は今までのところ樹立されていない。しかし、理論的に究明されていないからといって河口閉塞を含む河川改修工事を放置しておくわけにはいかないから、現場としてはできる限りの蒐集データと現地観測とを基にした上で、最良の設計をしなければならない。現在考えられている一般的な河口処理工法には次のようなものがある。1)機械排水 2)函渠 3)導流堤・突堤これらの方法はその河口に適切に採用されれば、各々非常に効果の良い工法である。しかしいずれの場合も砂礫を構成材料とする海岸に施工されるものだけに工費もまた非常に高額となることは避けられない。その上河川改修の主目的が農地保全である中小河川では、経済効果の面から工費に大きな制約を受けるので、前記のような方法は効果の信頼度が高いとしても採用できないことが多い。 |
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