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 流出率について

作成年度 1959年度
論文名 流出率について
論文名(和訳)
論文副題 昭和34年度(29)
発表会 昭和34年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和34年度技術研究発表会
発表年月日 1959/05/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
石塚耕一
江利川喜一
抄録
現在河川の計画洪水流量の算定にあたっては、確率降雨とその降雨によって起こると思われる洪水流量をユニットグラフ法や流出函数法、その他種々の方法で計算するのが一般的である。この場合ほとんどの方法において流出率は重要なファクターとなっている。これらのことを勘案して、昭和32年度直轄技術研究会において、建設省河川局が要望課題としてこの問題を採り上げ、以来引き続き検討を行っている現状である。観測資料の精度およびハイドログラフ解析上の問題点なども原因の一つとは思われるが、流出率はかなりのバラツキを示しており、これを一個の変数の函数として表示しても十分な近似を得ることは稀である。これは洪水の原因となる降雨があった場合の流域の湿潤の程度また降雨強度と時間的分布、降雨の月別の差異などの影響が大きいとみてさしつかえないであろう。そこでこのような影響を与える因子を流出率の計算過程に含めることが考えられる。方法としてはCo-axial method および deviation method などがあるようである。そこで本編では流域平均主体降雨量、流域平均前記降雨量および初期流量と流出率の関係をdeviation methodにより検討したいと思う。対象流域としては尻別側蘭越地点、常呂川北見地点および後志利別川今金地区をとってある。なお流域面積は次のとおりである。蘭越地点 1367.49km2 今金地点 361.41km2 北見地点 1345.00km2
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