国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 ポゾラン混和材としてのフライアッシュについて(阿野呂川改修工事第四号落差工)

作成年度 1959年度
論文名 ポゾラン混和材としてのフライアッシュについて(阿野呂川改修工事第四号落差工)
論文名(和訳)
論文副題 昭和34年度(7)
発表会 昭和34年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和34年度技術研究発表会
発表年月日 1959/05/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
竹内一重
抄録
コンクリートにおける種々の文献によると、ポゾランの使用は決して新しいものではなく、約2000年も前に火山灰と生石灰をセメント性材料として用いたローマ時代にさかのぼっているようであるが、ポルトランドセメントが発明されるにおよんでポゾランは影が薄くなってきて、遂に全く忘れられたようになり、その後新しい意義を持って再び脚光を浴びるようになったのは、比較的最近のことであって、ポルトランドセメントの混和材としてである。セメント性材料としてポルトランドセメントのみを用いたモルタルまたはコンクリートは酸およびある種の塩、特に硫酸塩の土によって侵され、更に水によっても分解されている。また、反応性の骨材を用いる場合にはポルトランドセメント中のアルカリとの反応による破壊的な膨張が生じている報告は多い。ところが良質のポゾランを混和材として用いればコンクリートとの化学的抵抗性を著しく増し、コンクリート中に生ずる遊離石灰を減じて溶出の機会を少なくし、その耐透水性を増すと共に近来著しく問題になっているアルカリ骨材反応に対して有効な防止手段となることが明らかになっている。これがポゾラン登場の有力な理由の一つである。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.