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 桂沢ダム基礎掘削における「ショベル」について

作成年度 1959年度
論文名 桂沢ダム基礎掘削における「ショベル」について
論文名(和訳)
論文副題 昭和34年度(43)
発表会 昭和34年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和34年度技術研究発表会
発表年月日 1959/05/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
吉野一仁
抄録
桂沢堰堤工事における基礎掘削工事は、昭和27年9月着工と同時に開始され、昭和29年3月までに土砂75,000m3、岩75,000m3、計150.000m3を掘削して一応終了した。この間、昭和28年5月請負業者鹿島建設所有の「UL06型ショベル」と同所有「ダンプトラック」との組合せによるもの(第一期工事)昭和28年12月より官貸与「UL06型ショベル」と業者所有「ダンプトラック」との組合せとの併用によるもの(第二期工事)によって主として左岸山側基礎掘削を行い、昭和29年3月までに土砂35,200m3、岩25,800m3、計61,000m3の数量を示した。更にそれを詳細に示すと第一期工事は7ヶ月間に1台にて27,000m3、月1台約4,000m3、第二期工事は3ヶ月間に2台で34,000m3、月1台約6,000m3という結果であった。この結果からみて、第一期工事にくらべて第二期工事は地勢的にも季節的にも悪条件と思われたものが、逆に良好な結果を得たこと、その理由がどこにあったかを比較検討できる記録であると思われるので、その辺に主眼点をおいて工事の進捗状況につれて日誌風にまとめて発表する次第である。
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