作成年度 | 1959年度 |
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論文名 | 石狩泥炭地における基層粘土の工学的性質について-角山地区基層粘土のサウンデングテストについて- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和34年度(13) |
発表会 | 昭和34年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和34年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1959/05/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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宮川勇 | |
谷口秀男 | |
後藤征男 |
抄録 |
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最近の土質工学においては、種々の性状をもつ基礎地盤について、かなり適切な解決が得られているが、なお産業開発の必要は既存の土質工学の分野では、解決しにくいものを生みつつある。著者らはこれらの地盤について、その特性を明らかにし、今後の施工設計の一指針となることを願った。調査地点は道道札幌から留萌線が旧豊平川新水路と交わるところで、角山端架橋予定地点の近くである。この地帯は石狩泥炭地の中ほどに位置し、地表約5~6mは泥炭層をもって覆われ、その下30mまでは軟弱な粘土層を有し、その下層は火山灰交じりの砂層を含む層である。5~30mに賦存する粘土層の中には貝殻も多数含み、その堆積過程および軟弱な程度を物語っている。たとえば当該地点の標準貫入打撃回数が1~4回であることからも、その軟弱な程度を予想できる。このような地盤に構造物を築造することに多くの危険をともなうことは述べるまでもない。ここに軟弱粘土について物理的、工学的な特性を解明し、今後の調査研究の一端とした。 |
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